ある蒸し暑い夏の午後

ときどきポジティブ

2022-01-15から1日間の記事一覧

尖って光る

自分の美学に殉じて死ぬと誓いを立てたあの日の彼は、少し透明すぎるので昔のおれとは思えません。水色すぎる。眩しいというより澄んでる。頭上の空も澄んでいて、むしろ瞳を潰しかねない丸みのなさを感じます。十四歳、思春期中期。硝子のように硬質な青空…