ある蒸し暑い夏の午後

ときどきポジティブ

2022-01-18から1日間の記事一覧

風の甘味(散文詩)

彼女といると愉しかった。風には少し甘味があると真顔で言った彼女のことを、子供のように純白と感じたこともありました。不思議なことに思えたものです。彼女は夜と契っていたから、闇の足りないわけではなかった。でもたぶん、不思議でもないことでした。…