ネオンの灯るその下で、若者がカップ麺を啜っている。店の入居している雑居ビルの壁を背に、しゃがんで、ネオンの色の変わるたびその顔色を赤やブルーに変えながら。彼は誰にも注意されないだろう。ネオンの謳う店の名前を考えたのはおれである。ママだけが…
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