ある蒸し暑い夏の午後

ときどきポジティブ

2022-02-01から1日間の記事一覧

二月一日(火曜日)

ベッドのそばに「裸のランチ」を置いている。ご存知でしょうか、裸のランチ。ウィリアム・バロウズというジャンキー作家の代表作で、脈絡のない超現実的イメージで溢れ返った小説です。おれは決して読書家ではなくて、村上春樹さえ読んだことがないんだけど…

初恋

死んだのは祖母である。赤い硝子のビー玉をひとつ落として死んだのだ。こと切れた瞬間のこと、ベッドから落ちたものがあり、みなが不思議に思ったという。何も握ってはいなかった。ベッドの上のどこかに紛れていたのだろうか? 彼女の孫が疑われた。小学五年…