ある蒸し暑い夏の午後

ときどきポジティブ

映画の話

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土曜日だから? 散文詩ではなく雑記を書きます。十代の頃に観た映画の話。十代半ばから二十歳にかけて映画館に通っていました。シネコンは好きではなくて、理由はデパートみたいで映画館の匂いがしないから。入場料が高いというのもありました。よく行ったのは池袋の新文芸坐と京橋のフィルムセンター(現国立映画アーカイブ)。フィルムセンターの入場料は当時五百円でした(いまは五百二十円)。新文芸坐ではゴダールを始めとしたフランス映画を観たし、フィルムセンターでは昔の日本映画を観た。いまは無き中野武蔵野ホールで観た日本映画「赤い天使」もよく覚えています。良い映画でした。おれは当時観た映画にいまでも影響を受けていると感じることがある。特に創作家として、創作に向かう姿勢において。そう、姿勢。綺麗事ばかりを語らない、綺麗なものばかりを見せようとしないというような姿勢。厳しいものや醜いものからも眼を逸らさないという姿勢。二十代になってから、映画館へ行くことがすっかり減りました。というかテレビ画面でも時々しか観なくなった。勿体ないことかもしれないし、そうでもないのかもしれない。分からないけど、でも「マッドマックス 怒りのデス・ロード」は映画館で観たかったかな。あれも良い映画でした。以上。ユーモアのない文章だ。

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